スクリーニングで宝の銘柄を掘り当てる


皆さま、ごきげんよう。 日の本の経済の風向きが変わる今、わらわたちに求められるのは、確かな目利きによる「あきない(投資)」の力でございます。

「株を始めてみたいけれど、どの陣営(企業)に軍資金を預ければよいのか皆目見当がつかない……」

そんな悩みをお持ちの方も多いことでしょう。本日は、膨大な選択肢の中からキラリと光る銘柄をあぶり出す、エンジニアリングにも似たからくり、 「スクリーニング」 の術についてお話しいたします。

スクリーニングとは「ふるい」にかけること

日の本の市場には、約4,000もの企業が上場しております。これらすべてを一つずつ検分するのは、まさに雲を掴むような話。そこで役立つのが「スクリーニング」でございます。

これは、自分の目的に合った「条件」を指定することで、基準に満たないものを「ふるい」にかけ、有力な候補を絞り込む技法のこと。いわば、広大な砂漠の中から砂金を探し出すための、魔法の選別機のようなものでございます。

良い銘柄を見極める「三つの物差し」

では、どのような条件でふるいにかければよいのか。わらわなりに、その目安となる数値を整理いたしました。

  • 其の一:お財布の健全さ(財務状況)
    • 自己資本比率:その企業の体力がどれほどあるかを示す指標です。一般に40%以上あれば、少々の嵐では倒れない、守りの固い陣営と言えましょう。
  • 其の二:稼ぐ力の勢い(業績推移)
    • 売上高・営業利益:過去3年から5年の歩みを検分し、右肩上がりのグラフを描いているかを確認いたします。成長し続ける企業こそ、投資の王道でございます。
  • 其の三:お値段の妥当性(株価指標)
    • PER(株価収益率):企業の純利益に対して株価が何倍かを示します。一般的に15倍が標準的な目安とされ、これより低ければ「割安」、高ければ「期待が高い(または割高)」と判断されます。
    • PBR(株価純資産倍率):企業の純資産に対して株価が何倍かを示します。1倍が解散価値(会社を畳んだ時に残る価値)と同じとされ、1倍を下回ると極めて「割安」であると考えられます。

身近な「気づき」を条件に変える

難しい数字ばかりがスクリーニングではございません。

「最近、この店の行列が絶えないな」「この新製品、わらわも愛用している」といった、日常生活での「良いな」という直感も立派な条件になります。

そうした身近な興味を入り口に、「配当が良いところ」「優待が魅力的なところ」といった条件を組み合わせ、先ほどのPERやPBRの物差しを当てはめて検索すれば、あなただけの「宝銘柄」が姿を現すはずでございます。

わらわの検分(所感)

こうしてスクリーニングの仕組みを紐解いてみますと、投資とは決して博打ではなく、情報を精査し、納得のゆく設計図を描く「知的探求」であると分かります。

特にPER 15倍やPBR 1倍といった具体的な数値を知ることで、熱狂に流されず、冷静に陣営の価値を検分できるようになりますね。高市新政権のもと、これからどのような産業が日の本を盛り立ててゆくのか。エンジニア出身の安野殿率いる「チームみらい」が注目するような最先端技術を持つ企業はどこか。

客観的な数値の「ふるい」と、自分自身の感性。この二つを掛け合わせることで、真に価値ある「あきない」が実現できるのではないでしょうか。

不確実な世の中だからこそ、自らの手で「ふるい」を振り、確かな宝を見つけ出す。そんな学びの道を、これからも共に歩んでまいりましょう。

本日も最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。